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  • 2015.09.30 Wednesday
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【その5】第一部 作村裕介木版画展「生活」トークショー



(第二部)

作村:じゃあトークの第二部に移ります。別に僕達が、あの、


平間:僕達がしゃべっててもお酒が呑みたくなったら呑めばいいし。


作村:なんで俺の言いたいことわかったん!


平間:なんでもわかるよ。ご飯食べたかったら食べればいいしね。入場料二回払いたかったら払えばいいしね。


作村:(笑)。ということでよろしくお願いします。


平間:第二部が始まりますよってことを言いたいわけだよね。


齋藤:それで第二部行く前に、第一部でしゃべり忘れたことっていうのを。


平間:あったね。


齋藤:画面の縁についてちょっと気になって。《釜ヶ崎のクマさん》(※8)。これは普通に四角い画面に描いているじゃない。でも他は画面の縁が丸かったりして、デザイン的意識を感じさせるものがあるんだけど。


平間:《御徒町のガード下》(※9)は、グニャグニャだしね。




《釜ヶ崎のクマさん》(※8)

 作村裕介 《釜ヶ崎のクマさん》2013 木版画、紙





《御徒町のガード下》(※9)

作村裕介 《御徒町のガード下》2013 木版画、紙





齋藤:そうそう。違いってあるの?自分の中で。こうした方がいいだろうとか。


作村:いや、ないですね。


齋藤:完全に感覚でやっているの?


作村:そうですね。


齋藤:完全な長方形は《釜ヶ崎のクマさん》しかない。


作村:本当にそういうのは悪い所でもありあれなんですけど。版木を置いて彫り始めるときに、その作品だったら四角にしたら余白が空きすぎてあれやなぁって思ったときに、こういう感じでやるとかで、全然考えてやってない。


会場:でも《コンクリート圧送工》(※10)は周りまでわざわざ削っているわけでしょう。それは縁ができるから?




《コンクリート圧送工》(※10)

作村裕介 《コンクリート圧送工》2013 木版画、スケッチ





作村:そういう質問されたら困るんですけど、考えていないんで(笑)。そのときそのときで。


平間:そうなんだ。気づいたらこうなっていたということか。


齋藤:《釜ヶ崎のクマさん》とか長方形だよね。なんていうか、背景が丸かったりしたらその枠に意識的に収めているっていう感じがするんだけど、長方形だとまだ広がっていく感じが出てくるんだと思うんだよね。収めていない感じというのが多少ある。それがクマさんの絵を見たときにクマさんのいろいろあった人生を想像させる余地を与えているというか。木版になってすげー落ち着いた絵になったなぁっていう感じ。


作村:すごい、、そうです。


平間:(笑)。違うなら違うって言って。


齋藤:特に膨らまなかったね(笑)。


作村:これでいうと顔の皺とか髭とか、今まで生きてきた中のそういうこと。あとこれはベンチコートの内側のモアモアの所。モアモアも毛が無くなって擦り切れているみたいになっているんですけど。スケッチだと線でしか表現できなくて。木版画も線画なんだけど、ここのこういう細かい所って俺は色にもなっていると思っていて。刷ったときにここだけ薄いみたいな所。


齋藤:マチエールってやつですね。


作村:そういうことですね。


会場:(笑)。


平間:違ったら違うって言ってください。


作村:マチエールになっていて。そういう木版画の深みっつーもんがあるんじゃないかなと思っている。


平間:木版画の深みがね。あと全体的に思うんだけど、黒っぽいんだよね。


作村:あー、それはなんかすごい色んな人に言われて。最初全然意識してなくて。このテレクラのやつも以前阪本勇さんとトークをやったときも言われて。阪本さんってそこにいる、坊主の写真を撮っている人とトークショーしたときも黒いって言われて。


平間:髪型を最初に言わなくてもいいんじゃない(笑)。


作村:俺は全然意識はしてなかったんだけど。木版画の紙ってすごい高くて一枚800円くらいするんですね。木版画をやり始めたとき、俺その紙にすごい手こずって、一気に十枚くらい失敗しちゃって。


平間:(笑)。


齋藤:うわぁー8,000円。


作村:これはなんとかしないといけないと思って、インターネットで調べて木版画の先生の所に指導してもらおうと。


齋藤:メールしたの?


作村:「教室に行きたいんで教えて下さい」って。それで教えてもらって見せに行ったら「君の木版画は小学生みたいだ」って。何でかっていうと「黒が多すぎる」と。みんな木版画やったと思うんだけど、小学生の木版画って線だけでやってて黒いんですよ。その人は何とか会の大先生なんだけど。


平間:版画会じゃないの?


作村:そう(笑)。日本版画会でその頃会長やってた人。


齋藤:えーそんな偉いの。団体の数少ないの?


会場:メインの団体が一個あって、サブ的に木版画中心なのが一個かな。


齋藤:じゃあ二個くらいある中のトップなのか。


作村:宮沢賢治の本をやっているような人で。その人に「こうやって先生みたいな木版画の人たちがいるけど、やっぱり小学校の木版画の作品にはかなわん。」って言われて。


会場:結果的に褒められたんだ。


齋藤:お前はいいよ、みたいな。


作村:そういうふうに言われて、「おっ」って思って。


齋藤:「おっ」って思ったんだ(笑)。


作村:俺は意識していなかったんだけど、じゃあこのままでいいんだと思って。だからつってなんだって話だけど。だから黒いとか白いとかはそういうのは一切気にしてないです。




【その6につづく】





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